東京でのシワ取り・シミ除去などの美容外科なら、豊島区北大塚の「エルテ大塚クリニック」-コラム

20代から見直したい！シミの主な原因

顔にできるシミの原因は一つではありません。気づかないうちに、日常生活の中で肌に負担をかけているケースもあります。原因を知ることで、ムダのないケアにつながります。

紫外線によるメラニンの蓄積

シミの主な原因は、紫外線によってメラニン色素が作られることです。本来、メラニンは肌のターンオーバーによって排出されますが、紫外線を過剰に浴びてメラニンが大量に生成されたり、ターンオーバーが乱れたりすると排出しきれず、肌に残ってしまいます。

摩擦や刺激による色素沈着

洗顔やクレンジングのとき、肌を強くこすっていませんか。摩擦によって肌に炎症が起こると、色素沈着につながることがあります。タオルでゴシゴシと拭く、メイクを無理に落とすといった小さな習慣が、将来的にシミの原因になる可能性があるのです。

ニキビ跡や肌荒れの後に残るシミ

ニキビや虫刺され、軽い炎症の後に残る茶色い跡もシミの一種です。特に、ニキビを潰すと炎症が長引き、色素沈着が濃くなります。

生活習慣の乱れと肌リズムの関係

睡眠不足やストレス、偏った食生活などもシミと無関係ではありません。生活習慣の乱れによって肌のターンオーバーが遅れると、メラニンの排出がうまくいかず、シミが残りやすくなります。生活習慣の見直しも、シミ対策の一つです。

毎日のケアでシミを悪化させないために

できてしまったシミを濃くしない、増やさないためには、肌への負担を減らすことが大切です。

紫外線対策は一年中が基本

実は、紫外線は季節や天気に関係なく降り注いでいます。そのため、日焼け止めは夏だけではなく、毎日の習慣として使うことをおすすめします。その日の予定に合わせて、SPFやPAの数値を選びましょう。帽子・日傘・UVカットの衣類など、物理的に紫外線を防ぐこともポイントです。

洗顔や保湿では“こすらない”

洗顔は、たっぷり泡立てた泡を肌に乗せるようにして洗いましょう。すすぎ残しがないよう、ぬるま湯で丁寧に流し、タオルはやさしく当てるだけです。洗顔後は化粧水・乳液・クリームでしっかり保湿し、肌のバリア機能を保ちましょう。乾燥は外的刺激を受けやすく、シミができやすい肌状態を招くことがあります。

顔全体にできるシミは、紫外線や摩擦、生活習慣の積み重ねによって現れます。原因を知り、日々のケアを見直すことが重要です。

レーザー治療：濃いシミやそばかすに

レーザー治療は、特定の波長の光を照射して、シミのもとであるメラニン色素を破壊する方法です。例えば、Qスイッチレーザーは短時間で高出力のレーザーをピンポイントに照射します。濃くはっきりとしたシミやそばかすに向いています。ピコレーザーは細かい粒子状にメラニンを分解できるため、肝斑や薄いシミにも対応できます。

治療後、一時的に赤みや色素沈着が現れる場合がありますが、ほとんどは時間の経過とともに徐々に落ち着いていきます。

光治療（IPL）：ダウンタイムを抑えたい方に

光治療（IPL）は、幅広い波長の光を肌全体に照射し、シミやくすみ、赤みに同時にアプローチする治療法です。主に薄いシミやそばかす、顔全体の明るさを整えたいときに用いられます。レーザーに比べて刺激がやさしく、ダウンタイムが少ないため、普段の生活を大きく変えたくない方にも取り入れやすい方法です。

ケミカルピーリング：ターンオーバーを整える

ケミカルピーリングは、酸性の薬剤で古い角質や毛穴の汚れを除去し、肌のターンオーバーを促す施術です。ターンオーバーが整うことで、メラニンの排出がスムーズになり、シミやくすみ、ニキビ跡の改善につながります。シミのタイプによっては、他の治療と組み合わせることで効果が高まるケースもあります。施術後に乾燥や赤みが出ることもありますが、保湿などのケアで改善されるのが一般的です。

内服薬・外用薬：肌の内外からアプローチ

医療機関では、内服薬や塗り薬による治療も行われています。例えば、トラネキサム酸はメラニンの生成を抑える作用があり、肝斑の治療でよく使用されます。また、ハイドロキノンはメラニンを作る細胞の働きを抑え、すでにできたシミの色を薄くすることを目的とした外用薬です。

これらの薬剤は医師の指導のもと、適切に使用することが重要です。

治療を始める前に知っておきたいこと

「せっかく治療したのに、思ったような効果がなかった…」と後悔しないために、事前に知っておきたいポイントがあります。

シミの種類を見極めることが大前提

一口にシミといっても、その原因や状態はさまざまです。紫外線による老人性色素斑、遺伝や紫外線の影響を受けやすいそばかす、女性ホルモンの影響が関わる肝斑、ニキビ跡や傷が残った炎症性色素沈着など、見た目が似ていても治療法は異なります。まずは医師の診察を受け、シミのタイプを正しく把握することが治療選びのスタートラインです。

治療期間と費用についての理解

シミ取りは、1回の施術で完了するとは限りません。シミの種類や状態によって、複数回の施術が必要になるケースもあります。また、基本的に自由診療のため、全額自己負担となります。あらかじめ「どれくらいの回数が必要か」「トータルの費用はいくらになるか」を確認し、明確な説明を行う医療機関を選ぶことがポイントです。

ダウンタイムとアフターケアの重要性

治療によっては、施術後に赤みやかさぶた、ヒリつきなどの反応が出ることがあります。ダウンタイムの期間や症状は治療法によって異なり、日常生活に一時的な制限が出る場合もあります。また、治療後の肌はいつもより敏感になっているため、紫外線対策や保湿ケアがとても大切です。施術を受ける前に、ダウンタイムとその後のケアについても確認しておきましょう。

治療後の過ごし方とシミの再発を防ぐコツ

シミが薄くなった後も油断は禁物です。治療の効果をキープし、シミの再発を防ぐには、毎日のケアと生活習慣が鍵となります。

紫外線対策とスキンケアの継続

治療後の肌にとって、紫外線は再びシミを招く大きな要因です。日焼け止めはもちろん、帽子・日傘・サングラスなども活用し、一年を通して紫外線対策を意識しましょう。さらに、肌の乾燥はバリア機能の低下や色素沈着の一因になるため、日々の保湿ケアも継続することが望まれます。肌を守る習慣が、シミの再発予防につながります。

定期的な受診で肌の状態をチェック

肌は季節や生活の変化に敏感です。定期的に医療機関を受診し、肌の状態を客観的にチェックしてもらうことで、小さな変化にも気づきやすくなります。必要に応じて、追加のケアやアドバイスが受けられるのも大きなメリットです。

長期的な視点で肌を整えていくことが、安定した状態の維持につながります。